ミラーニューロンやエンパス(HSPとの違い)・・・共感性が高い意味があることが共通の単語ですが、筆者なりにミラーニューロンやエンパスを紐解いて、自身の内側に起こっていることを文章化・しんどくならないような対処をここに備忘録として記そうと思います。
ミラーニューロンについて
私たち霊長類などの高等動物の脳内に生まれつき備わっていると言われる神経細胞で、相手がしている行動を、自分も体験しているように感じる機能としてあるのがミラーニューロンです。
他者と自己の区別をしない神経細胞・ミラーニューロン。
ミラーニューロンの特徴が強いと、相手から受け取る情報量(特に視覚)が一般的に比べ多い上、相手のことをトレースしてあたかも自分事として感じる力も強いことが特徴です。
人間みんなに備わっているもので、赤ちゃんから大人になるまで人間関係で学習していく時にもミラーニューロンの効果で学んでいくことも多いのです。
エンパスについて
感情を読み取る能力のある人。感情移入が強い傾向がある人のこと。エンパシーとも言います。
意識的に感情を読み取るのではなく、無意識に取り込んでしまうから、身体症状にも現れ、生きづらくなる傾向がどうしても強くなりがちとも。
よく似た表現としてHSPがありますが、HSPは心理学的表現。エンパスはスピリチュアル的表現とざっくり違いを認識しています。HSP要素の一つにエンパスがあるとの位置づけになるのでしょうか。HSPより境界線が薄く気疲れしやすいタイプとも言われます。
エンパスの6つのタイプ
1.身体直感型/相手の体調不良を見抜ける能力
相手の身体に起きていることを直感的に察知するタイプ。相手が求めていること、相手の体調不良な部分まで見抜けてしまいます。
2.身体ワンネス型/相手の体での出来事を体験する能力
相手の身体に起きたことを、自分の身体の中で同じように起きているように感じるタイプ。一緒にいる人の身体の不調部分とシンクロして、自分自身も痛みなど不具合を一体化して感じとります。相手の感情が自分に波及し、理由がわからず感情が上下したりします。
3.感情直感型/相手の嘘を見抜ける能力
相手の感情が直感的にわかるタイプ。本音と建前を瞬時に見抜きます。他人の自己陶酔や嘘には強いストレスを感じます。
4.感情ワンネス型/相手の感情を読み取り同調する能力
相手の感情が自分にも波及する。感情直感型は外からの知覚ですが、感情ワンネスは身体ワンネスと同じように自分の内側で同じように体験します。エンパスだと気付いていなければ、それが自分の感情なのか相手の感情なのか判断することができず、感情に振り回されることが多々あります。
5.知的変容型/相手の考えが解り形にもできる能力
人の思考の構造を自分のもののように体験するタイプ。自分自身でも気付きにくい傾向があります。
6.スピリチュアルワンネス/八百万の神の記憶を読み取れる能力
人の内面をそのまま体験できる能力です。目の前で向き合っている人だけでなく、遠方にいる人やすでに亡くなっている人、過去の賢者・守護霊・八百万の神まで、その記憶や内面を理解できる能力です。これぞ、エンパスの高みですね。
ミラーニューロンを手なづけてエンパス気質に対処する心がけ
筆者自身、ミラーニューロンやエンパスの言葉は以前より知ってはいました。それなりにミラーニューロンが強いことやエンパス気質があることはなんとなく思っていました。
なんとなく思っていただけで、言葉に逃げるのも嫌で、自分の特徴の説明をする時の例えとして使うだけで、腹落ちはせずに(認められずに)悶々としている期間が長かったです。
ですが、ある日腹落ちする時が来ました。
やっと苦しかった重荷の引っ掛かりが取れすっと腹落ちし、目の前の視界が広がりセロトニンが出て前向き思考に自然となった感覚は新しいです。
腹落ちしたきっかけは、ある自己理解セッションを受けている時に、初対面のコーチの方から「すごい自然に私(コーチ)に合わせて下さっている。私に合わせるようにコントロールして下さっている?話がとてもスムーズ。」と言われたことでした。
私自身は比較的話しやすいコーチと思い自分の中ではどちらかというと自然体な感じで話している感覚だったのですが、コーチからすると完璧な合わせのように感じているという反応でした。
そこで、あぁ私は根っからのエンパス気質なんだなと。ミラーニューロンが多い体質なんだなと。自信を持って自分のことを知れたきっかけでした。自分と繋がると、とても軽やかに生きれそうだなと目の前が少しずつ開ける感覚がありとても嬉しく思ったことを覚えています。
そこからは、自分が心地いい人と自分で選択して接する。または自分が余裕ある時に交友関係を広める。会社の人との付き合いを考え直す。働き方を考え直す、住む場所を考え直すなど、対処や自分が進む道をスムーズに自分の納得いく意志を持って切り開いていくことができるので、自分を知ると言うとこの腹落ちができてよかったです。
ミラーニューロンやエンパス気質を知らずに走り続けると、統合失調症にー
過去の話をします。
6つのエンパスタイプの中でいうと、私は3感情直感型、4感情ワンネス型、5値的変容型 の3つの素質が強いように思います。
つまり、私の中で他人の感情や考えが9割5分占めているのです。
他人の感情が暴れ出し、自分自身が隅っこの方に押しつぶされている感覚。
いわゆる、他人軸自分軸で言うとほぼ100%他人軸で判断している状態ですね。
自分の感情は隅っこに押しつぶされているので、小さく圧縮されて必死に耐えている状態(=怒り・悲しみ・苦しみ・胸の痛み)その上に他人の感情が暴れ回っているのでひたすらに耐えている状態です。
そうすると、自分の中で自分の思考と気持ちが次第に乖離していきます。
あたかも、他人の感情が自分のもののようになっている状況。現実はただ被害妄想を繰り広げているだけ。その思考が止まらないのでありもしない方向にひん曲げていくことになります。しかも、地に足がついていないから被害妄想の自動思考が止まらないんです。止まるすべがわからないと言うところかな。本当に、360日ほど毎晩涙が止まりませんでしたよ。
そして他人に頼る方法もガチでわからなくて、でも迷惑をかけたくないので、でも究極に構ってほしい!私のことをわかってほしい!!辛い!!誰か私を止めて!!の無限ループに入りますね。
この時は本当に危なかったと思います。
この時期を抜けるきっかけは、休職です。全てを強制的に立ち止めさせ、心身を休める選択をしました。ギリギリのところの判断でした。
ASD傾向があるとミラーニューロンの活動は乏しい?
筆者は昔、メンタルクリニックの心理テストでASD傾向があると診断されたことがあります。
もちろん、ASD傾向があると言われてからは幾らかは信じてその道のことを調べたり模索したり時には自問自答して本当にそうなのかともがいた時期もありました。
よくある発達障害として、ADHD・ASD・LDと3つのカテゴリがありますが、その中で特徴としては自分で調べた結果ASDに当てはまることが多かったのもあり、また自分は人と違うことは感じていたので、特徴の表現としてASD傾向を名乗っていたこともありました。
ですが、実際本当のASD(自閉症スペクトラム症候群)の方のミラーニューロンは数が少なく、共同注意・模倣・共感に障害があり、結果他者とのコミュニケーションに支障が出て人付き合いが難しく自閉傾向にあるという仕組みです。
以上を考察すると、筆者の場合、メンタルハザードで脳がオーバーヒートし対人恐怖としてコミュニケーションに難が出ている状態に関して、ASD傾向があると診断されたと自己分析しています。表面上の結果という認識です。
ふぅ。だいぶ書き殴りましたが、自分の状態を文字化にできてきて嬉しいです。こういう体験をされている方・共感がある方っているのだろうか。
あんまりいない?それとも意外といる??
もしかしてまだ自分の状況を特殊に見立てて、一般的に人間としては当たり前のこと!??
何かコメントとかいただけると嬉しいです。
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