”コーチャブル”という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
コーチャブルとは、CoachとAbleが組み合わさった言葉で、コーチングを受けられる状態である人ということです。
皆さんはコーチングを受けたことがあるでしょうか?
日本ではコーチング文化はまだまだ浸透発展途上国だと感じます。
コーチングとは何か。コーチングに対しコーチャブルであることが大切であるということと、筆者自身そうありたいと思うことを書き留めます。
コーチングについて
コーチングとは、相手自身が気づいていない能力や可能性を信じ、それを質問やアドバイスをしながら、心から追い求められる目標を見出したり、目標に向かうためのスキルを習得する手助けすることで、相手自身が自身の能力を最大限に発揮して、自己実現に向かうための手法です。
指導や強制、しつけとは大きく異なり、コーチングを受ける人自身が自発的に行動し能力習得していくサポートをすることです。
コーチングに対し、カウンセリング・ティーチング・コンサルティングとの違い
コーチング:意識や行動変容を促す
コーチングは、相談者の目標に向けた意識や行動変容を促すことが主な目的です。「答えは相談者が持っている」という考えのもと、コーチが質問と承認を繰り返し、相談者の行動目的・意識を引き出すように関わります。
目標設定⇨現状分析⇨行動設定と、相談者の考える力が養われます。
カウンセリング:癒しと回復を目指す
カウンセリングは、専門知識を持ったカウンセラーが行う、否定することなく傾聴をベースとしたメンタルサポートおよび相談を指します。精神的に落ち込んだ状態から癒され、健康な状態へ戻すことが主な目的です。
ティーチング:解決に必要な知識を教える
ティーチングは、学校の授業や社内研修が代表例で、知識を持たない学習者に対して、指導者が教授することです。問題に対して解決方法をダイレクトに伝えるため、緊急性の高い問題に対しては有効な方法である一方、学習者は受身的になりがちです。応用の場面には欠けます。
コンサルティング:解決に最適な方法を提案する
コンサルティングは、専門家が有する知識と経験をもとに、相談者の問題解決策を提案し、共に実行していくことを指します。ティーチングは指導者と学習者という上下関係が決まっているのに対し、コンサルティングは対等な関係で問題解決に当たるという特徴があります。
コーチングは誰にでも行えるわけではありません。コーチングができるのは、コーチを受ける状態にある人のみです。それが、コーチャブルな人なのです。
コーチャブルについて
コーチャブルとは、コーチを受け入れる状態にある人のことを指します。
コーチャブルであるとは、コーチング的視座に立ってお互いがリスペクトし合いながら対話を重視するスタンスができることであるということです。
コーチが、なぜそう思うか?そうしなければいけない理由があるのか?何が行動できるのか?という問いかけに、「いや、でも・・」とか「できるわけないっす」等そっぽを向いてしまうと話が進まないし成長しない。
上司(コーチ)「お客さんからのクレームがある。どうやったら再発を防げると思う?」
A:「お客様は商品に不満があるのではなくてレスポンスの悪さに腹立たれているのだと思います。なので、レスポンスがすぐにできる仕組みづくりを考えたらいいと思います。例えば、チャットロボットやチャットオペレーターを導入することはいかがでしょうか?」
B:「わかりました!考えておきますー」
極端な例かもしれませんが、AとBの対応だったら、コーチャブルであるAの対応を買うことは一目瞭然です。
コーチとコーチャブルであることの問題
コーチャブルの反対はアンコーチャブルなのだが、アンコーチャブルの状態だとお互いがうまくいかない。
お互い人間なので、相性がとても大事になってくるところが、今も昔も難しいところですよね。
最後に
コーチャブルである・・・主体的に、謙虚で目的思考である。そうすると、自然と周りにも人望が出来てくる。。
筆者もそういう人間でありたく思う。(常日頃やろうと思うと結構難しいんだけどネ・・・笑)
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